「またダメだった……」とため息をつく帰り道。35歳という年齢、仕事の責任が増す中での婚活は、正直しんどい。そんなあなたに伝えたいことがあります。それは「婚活疲れは、あなただけの問題ではない」ということ。実は、男性側も同じようにストレスを感じ、プレッシャーを抱えています。
この記事では、35歳からでも実践できる“ストレスを溜めない関係作り”の秘訣を、心理学の視点とリアルな体験談を交えながら紹介します。婚活を続けながら、心地よいパートナーシップを築くためのヒントを一緒に探していきましょう。
婚活疲れは女性だけじゃない!男性も感じているプレッシャーとは?
「男性は婚活でも余裕がある」と思っていませんか?実は、彼らも同じように婚活疲れに悩んでいます。特に30代後半の男性は、「年齢」や「経済力」という重圧を強く感じているのです。
男性が抱える3つの婚活ストレス
- 経済的なプレッシャーは想像以上に深刻
- デート代、プレゼント、そして将来の生活設計……。経済的な負担が続けば続くほど、「恋愛=出費」と考えてしまい、楽しめなくなってしまいます。ある男性は「婚活を始めてから貯金が減る一方」と漏らしていました。
- スペックで判断されることへの恐怖
- 「年収」「職業」「学歴」…婚活市場では男性のプロフィールがジャッジの対象になりがちです。だからこそ、本音を隠し「評価される自分」を演じることが増え、結果的に本来の自分を出せなくなります。
- 未来への焦りと孤独
- 「早く結婚しないと」「親のことを考えると子どもは早めに…」と、自分にプレッシャーをかけている男性も多いのです。その焦りが、婚活の場でも余裕のなさとなって現れてしまいます。
「男性だって婚活に疲れている」。この視点を持つことで、あなた自身の婚活もグッと楽になります。
ストレスを溜めない婚活のために、今すぐできる5つのこと
婚活で疲れないために一番大切なのは、「がんばりすぎないこと」。そのための具体的なアクションを5つ紹介します。
1. 自分のペースを守る
婚活はマラソンです。短距離走のように無理をすると、必ずどこかで息切れしてしまいます。週末の予定をぎゅうぎゅうに詰め込むより、「この日なら楽しく会えそう」と思えるタイミングを大切にしましょう。
2. 相手に“完璧”を求めない
「年収〇〇万円以上」「身長〇〇cm以上」…数字や条件だけにこだわると、目の前にいる“本当に心が通じる人”を見逃してしまうかもしれません。「一緒にいると落ち着く」「自然体でいられる」、そんな感覚を大切に。
3. オープンなコミュニケーションを心がける
婚活で無理に「いい人」を演じてしまうと、いつか自分自身が苦しくなります。「今日は疲れていて無理しないね」など、等身大の気持ちを伝えることで、お互いにリラックスできる関係を築きやすくなります。
4. 婚活以外の時間も“ちゃんと”楽しむ
趣味や友人との時間を疎かにしていませんか?「婚活がうまくいかないから何も楽しめない」ではなく、「婚活以外も楽しいから余裕がある」状態を目指しましょう。その充実感は、あなたの雰囲気を明るくし、異性にも魅力的に映ります。
5. 男性側の気持ちに寄り添う視点を持つ
「この人もきっと、疲れているんだな」と思えると、あなたの接し方は変わります。無理に会話を盛り上げようとしなくても、「大丈夫だよ」「無理しないでね」と伝えるだけで、男性は安心し、距離を縮めやすくなるのです。
【体験談】婚活ストレスから抜け出せた私たちの話
Aさん(36歳・メーカー勤務)の場合
「婚活は正直、条件の戦いだと思っていました。でもあるとき、相手の男性が『実は婚活しんどいんだよね』と言ったんです。驚きました。そこからは無理に盛り上げようとせず、お互いリラックスして話せるようになったんです。結果、自然と関係が深まって、今では結婚を前提に付き合っています。」
Mさん(38歳・看護師)の場合
「最初は『35歳過ぎたらもう難しい』と自分を追い詰めていました。焦って婚活パーティーに参加しても、どこか虚しい。ある日、友人に誘われて登山に行き、たまたまそこで出会った男性と自然な形で仲良くなれたんです。婚活“以外”の場で自分らしくいられたことが、今のパートナーとの出会いにつながったんだと思います。」
Yさん(35歳・広告代理店勤務)の場合
「仕事が忙しく、平日は婚活アプリでメッセージのやりとり、週末はお見合い…そんな生活を続けていたら、心も体も疲れ果ててしまいました。あるとき、何気なく『ちょっと休んでみよう』と、婚活を一時中断。しばらく自分を大事にする時間を作ったら、自然と気持ちが整い、結果的に焦りのない状態で再スタートができました。そして、ゆるく再開した時に出会った男性とは、気負わず自然体で向き合えたことで、今も穏やかに関係を続けています。」
Rさん(39歳・ITエンジニア)の場合
「婚活アプリで何人もとやり取りしているうちに、どの人と何を話したのか分からなくなって、自分でも何を求めているのか見失っていました。そんな時、婚活仲間の男性から『俺も誰が誰だか分からなくなった』と聞いて、初めて“男性も混乱してるんだ”と知ったんです。それからは、一人ひとりとじっくり向き合うスタイルに変えて、気持ちも楽になりました。今の彼とは、お互い疲れないペースを大事にしています。」
婚活疲れを防ぐ!“関係作り”の心理学ポイント
パートナーとの「安心感」を育てる
心理学では「安全基地」という概念があります。相手が自分にとって安心できる存在であることが、長続きする関係には不可欠です。婚活の場でも「この人となら気を使わなくていい」と思える瞬間を大切にしましょう。
自己開示のバランスを整える
何でも話すことが自己開示ではありません。相手が話してくれた分、自分も少し話す。それくらいのペースが、信頼関係を築く鍵になります。
共感と承認を忘れない
相手の話に「それ、分かる」と共感を示すこと。これが、男性にとっても安心できる関係性を作る最大のポイントです。
【まとめ】
婚活に疲れた時、「ああ、男性も同じように感じているんだ」と気づくことは、あなたにとって大きな転機になるはずです。自分だけが頑張るのではなく、お互いのストレスを軽減し合える関係性を目指してみましょう。
35歳からでも遅くありません。いや、むしろ今だからこそ築ける「お互いにとって心地よい関係」があります。
まずは、肩の力を抜いて。「また会いたい」と思える人に出会うための、あなたらしいペースで婚活を続けてみませんか?